究極の願望実現法

究極の願望実現法

もともとはあなたを含めたすべての人たちがレストランにいたんですよ。
そこはあらゆる食材が揃い、望む料理を創り出すことができる理想的な環境でした。

ところがあるとき、
「もっと他の経験もしてみたい」
と言い出す者が現れたんです。

何の苦労もなしに好きなだけ好きな料理を作り出せる環境は魅力的であると同時に、退屈でもあったのです。

そこで、各々自分のしたいことをするようになりました。
その結果、あなたを含む一部のスタッフたちは、別の世界へ散り散りになっていったのです。
みな、色々な経験をしていくうちに、自分が厨房でシェフをしていたことなど、忘れてしまいました。

あなたはあるとき久しぶりにレストランに立ち寄ってみました。
本来なら懐かしいはずのレストランなのに、自分が元々いた場所だということを忘れているあなたは、厨房にズカズカ入っていったりはしません。

厨房の奥にいるシェフはあくまでもレストランの従業員であり、客である自分とは立場が違う
これ以上の発想は湧きません。

おまけに、元は仲間だったウェイターが親しげにしてくれても、馴れ馴れしいウェイターにしか見えないのです。
当然、かつての一体感を思い出すこともできません。