極性の法則(お子様編)

レッスン4 極性の法則

その店って本当に寒いのかな?
もちろんおばさんがうそをついているとか、そういう話じゃないよ。

よく夏は暑くて冬は寒いみたいにいうよね。
でも、本当はね、暑い寒いなどというものはないんだよ。
クラスで同じ気温なのに、暑いという人もいれば寒いという人がいないかい?
ある温度を超えた瞬間、一人残らず全員が暑いってさわぎ出したりするかな?

実際、そのお店の店員さんたちは何一つ文句を言ったりしてないんだよね。
長そでを着ているから当然のことだけど。
理由なんか関係ないよね。
何であれ、そこにいて寒いって騒がない人たちがいるということが大切なんだから。

これでわかるように、どこまでが暑い、寒いなんてはっきりと決められないんだよね。
同じ種類のものの度合いの違いでしかないってこと。

このおばさんだって、ものすごく暑い日にこの店に入店したら、きっと 「ああ、涼しくって気持ちいいわあ」 なんていうはずだよ。
そして、店の外に出たらこう言うのさ。
「ああ、寒かった。外は暖かくて気持ちいいわあ」 なんてね。
直射日光を浴び、汗だくになっている人たちのとなりでね。

この極(きょく)という考え方がわかると、あとできっといい思いができるよ。
そのものにどれだけの価値があると決まっているのではない
これについて考えてみよう。

同じものに価値を感じられるのと感じられないのとではどっちがいい?
100円玉をもらって

● 太郎君は「ワーイおこづかい全然なかったんだ」と喜ぶ
● 花子さんは「たった100円か。今月まだ8万残ってるし」と何も感じない

としようか。

二人は同じ金額をもらったんだよね。
なのに、喜べる人そうでない人の違いがあるんだね。
みんなはどっちが幸せ?
どっちになりたい?

花子さん

と答えた君は危ないよ。
「だって8万持ってる方がいいもん」って思ったの?

そうじゃないんだよ。
今の君だから8万円持っていることを幸せだと感じるだけ。

  • 8万円持っていても幸せじゃない
  • 100円しかないのに幸せでいられる

この2つを比べなさいと言ってるの。
カンタンにいえば、幸せなのと幸せじゃないのを比べるということ。
とりあえず今は、「お金があるのに幸せじゃないなんてことあるの?」って疑問は忘れて考えてみるといいよ。

幸せがイヤなんだという人は別として、だれでも自分が幸せだと思えるほうがいいよね。
ということは、誰でも「太郎君の方がいい」って答えるはずなんだよね。
「花子さんがいい」なんて答える人は、よほど問題文の意味がわかっていないか、お金があれば絶対に幸せなんだ思い込まされちゃったんだろうね。

それじゃあ、豊かな人と貧しい人の違いを教えてあげよう。

お金がある=豊か お金がない=貧しい

もし、みんなの親たちがこんなことを教えるようだったら、また枕に顔を埋めて…(笑)

次の4つを見てごらん。

  1. お金がある → 幸せ
  2. お金がある → 不幸
  3. お金がない → 幸せ
  4. お金がない → 不幸

1と3ならどっちだっていいんだよ。
どうしてそんなことがわかるのかも教えてあげよう。

実をいうとね、僕は2のお金がある → 不幸を経験したことがあるからさ。

使い切れないほどのお金があった

ことがあってね。
でも、その頃のことを思い出すと、これしか出てこないんだよ。

「つまらなかったなぁ」

目的はないし、お金もたまっていくばかりだからほしがらない
あのときほどつまらないことはなかったよ。

人間はほしがっているときのほうが楽しいものなんだ。
満足するより、「満足できたらいいな」というときのほうが楽しいものなんだ。
ワクワク感といったほうがわかりやすいかもね。

世の中にはこれがわからない大人たちがワンサカいるんだ。
お金さえあれば幸せになれるなんて、何の根拠(こんきょ)もないことを信じ切ってしまっている大人たちがね。

幸せの感じ方を知らない人は、いくらお金が手に入ったってそのままだよ。
ただ、もっとほしがるだけ。
ずっとそれのくり返し。

知っている側からすると気の毒で仕方ないよ。
いつか望んだとおりになったとしても、そのとき愕然(がくぜん)とするのがわかっているからね。

「ああ、こんなはずじゃなかった」 もっと違うものを求めるべきだったと、そのとき気づくんだ。
もう、手遅れだけどね。

みんなは小さいころから本当のことを知っておき、そんな大人にならないように気をつけようね。

さあ、つぎの法則に進もう!