§1 あなたは誰を見ているのですか?

次のようなことを聞いたことはありませんか?

他人は自分の映し鏡である。

これは、第2番目の宇宙の法則である投影の法則をひと言で表したものです。

この投影の法則というものを徹底的に理解することが、対人関係の問題を解消することにつながります。

ですから、気を引きしめて読み進めてくださいね。(最初から厳しいなあというリアクションは正常ですよ)

他人の中に自分が見える

「自分と他人は違うはずでは?」
「他人しか見えないのでは?」

という方にお答えしましょう。

― はい、そのとおりです。

ただ、完全に違うということはもっとあり得ないことですよね。
同じ人間ですから、少なからず共通点はあるものです。

ここでいっているのは、その共通点が見えるということなのです。
一方、違う点は見えません。

別の言い方をすれば、見えるものというのは自分が知っている性質です。
違うものは知らないから見えないわけです。

 

では、知っているものと知らないものの違いを考えてみましょう。

知っている性質とは、自分の中にあるものです。
「うんうん、わかるな」と自然に思えます。
逆に、思いもよらない考え方などは知らないものということです。

「自分にはないけど知ってるよ」なんてことはありません。
自分の中になければ理解不能なわけですから。

「なんであんなことできるんだろう?」と不思議に思うことがありませんか?

それは、その言動のもとになる考え方をあなたが知らないからなのです。
もし知っていれば、はじめから「そりゃそうだろうね」と不思議にも思わないのですよ。

このように、

他人の中に自分が見える

=他人の中に、自分の中にある性質が見える

ということなのです。

他人を見ることで自分が見える

あまり変わらない表現に感じるかもしれませんね。

これを言い換えてみると、

他人を見ることで自分の感じ方が見える

となります。

この世界の自分以外のすべてのものに自分(の感じ方)が投影されているのです。

別の言い方もできます。
この世界は自分を映し出す巨大スクリーンである。

あなたが見るものすべては、あなたが価値を決め好きなように色づけしているのです。
何一つ他の誰かにより決められたりはしないのです。

 

想像してみてください。

○ 高台から見下ろす景色がきれいだと感じたのは、その近くにこんな看板があったからですか?

『ここから見える景色はきれいなものだから、そう感じるように』

○ ガシャンと大きな音を立てて水の入ったグラスを置いたウェイトレスを感じが悪いと思ったのは、彼女がこういったからですか?

「あたしってさ、ものすごく嫌な女なのよね。だから感じ悪いって思ってよね」

○ 野原一面に広がったひまわり畑が美しいと感じたのは、ひまわりがこういったからですか?

「ウチラは見た人が心和むように、美しく咲くように心がけているんだよ。そんなわけだから見たら美しいって思いなさい」

 

もう十分でしょう。
すべて、何の指示もなしにあなたが自分で感じていることですよね?

この世のすべては、自分なんですよ。

ということは・・・
あなたが気に食わないアイツも自分なんですよ。

まさかそんな!

何言ってるの?
意味がわからない!
あんなヤツと自分を一緒にしないでほしい!

 

こんな状況で切るのは酷でしょうが、やむを得ません。
チャンネルを変えられては困りますから。

§2 まさかアイツが自分だなんて