§2 まさかアイツが自分だなんて

では、そのアイツが気に食わないことが悩みや問題だと感じるその理由がわかりますか?

本当に気に食わないのはその相手なんかではないからです。

言い換えれば、

自分の中にあるその性質が嫌でたまらなくて許せない

ことが原因なんですよ。

「いや、どう考えたってアイツが悪い。自分に非なんてない!」

まだこう思ってしまう方も多いことでしょう。

でも、そういう考え方をしていては、いつまでも人間関係の悩みから解放される日は来ません

それでは、もう一度

他人は自分の映し鏡である

について考えてみましょう。

もし、この表現に違和感を感じたとしたら、その原因は次のようにとらえてしまったためです。

他人が自分と同じ

ハッキリいって、同じ人間などいません。
双子だろうが、クローンだろうがすべての人が固有の存在なのです。

この絶対に譲れない真理に反したことをいっているように見えるから、すんなり受け入れがたいのです。
実際には次のようにとらえると自然と受け入れられます。

他人と自分には一部似ているところがある

「鏡」という表現から、ソックリという感じがするのかもしれませんね。
共通するのは一部だけだし、ソックリというほどではないのです。

いかがですか?
これなら別に問題ありませんよね?

まず、ココから入るべきなんですよ。

時おり、

他人を見て自分の性質がわかることがある

という程度のことなのです。

では、どうして他人の中に自分が見えるのでしょう?

簡単です!

その性質をよく知っているからです。
しかも、自分で気に食わないので見たくないものと思っています。

だから、人からそんなものを見せられたら、うれしいわけないんですね。

知らないものに意識がいく人なんていない

ということがおわかりでしょうか?

その人の中にはたくさんの性質があります。
その中には他の人は嫌だと思うのに、あなたが気にもとめないものもあるんですよ。

もう気づきましたか?
本当に嫌なのはその人ではありません。
そんな性質を持っている自分が嫌でたまらないのです。

では、なぜその人が嫌だと思いこんでしまうのかについて説明しましょう。

自分が無意識に知っていて、封印しているものを突きつけてくるからですよ。
その嫌なことを知らしめるような相手に嫌悪感をもってしまうというわけです。

嫌だなと思ったら、「それは自分だ」とすぐに思うことです。

なぜなら、人間がいちばん気にしているのは自分だからです。他人のことなんか二の次なんですよ。
しかも、そんな嫌な人のことなんか気にかけるわけないじゃないですか。

いいですか、その大切な自分の嫌な面を知らしめてくれる貴重な存在を嫌っている、というのが現状なのです。

これを知り、今後は嫌だなと思う人に感謝してみることです。

これまでの対人関係の悩みがウソのように消えていきますよ。

なんとなくわかったけど、「そう簡単にできそうもないな」と思ってしまう方は続きをお見逃しなく。

§3 そんなアイツに感謝してみる