§3 そんなアイツに感謝してみる

「そんないい手があるのか」と思うかもしれません。

はい、あります。
自分の嫌な面に気づかせてくれる存在に、感謝したくてたまらなくなる手があるんですね。

言われてみれば何てことはないのに、まず気がつく人はいません。
ものすごく簡単で当前のことなのになぜか気づきません。

まず、「鏡がほしいな」と思うときのことを思い浮かべてください。
なぜ、ほしいのですか?

そう、それがないと自分が見えないからですよね。

人間が唯一見えないもの=自分

今の時代、自撮りなんてものが普通ですから感覚が麻痺しているのかもしれません。
写真やビデオなんてものはデータです。

本当の自分だけは生涯見ることができません。
この世でたった一人、自分だけが見ることができないのです。

そんな絶対に見ることができないものを少しでも知りたいという欲求を満たしてくれるものが鏡なのです。

自分に対して何らかしらの反応を示してくれる人々は、自分のことを知るための貴重な鏡だということです。

もし、すべての人が自分に無関心だったら?
何の反応も示しませんよね?

これが鏡がない状況です。

化粧をしようとして鏡が見当たらないとき、イライラしませんか?

それと同じことです。

誰しも自分を知りたくて仕方がない。
いちばんわからない存在だから。
なぜわからないのか?
いちばん見えないから。

さあ、わかりましたか?

自分に何らかの反応をしてくれる嫌な人
=貴重な鏡
=いちばんありがたいもの

こう思わずにはいられませんよね。

まだ、どうしても嫌な人に感謝できないという方は、この世のすべての人に無視されている状況を想像してみましょう。それでもまだ感じられないなら、感じられるまで想像し続けましょう。

極性の法則を思い出してください。

  • 自分を気に入ってくれる人
  • 自分を嫌う人

この2種類の人たちが同一線上にいるのです。

一見正反対のように見えますが、違います。
自分に関心があるという意味で全く同じ種類の人たちです。
どれぐらい好きかという度合いが異なるだけで完全に同じ分類ができる人たちなのです。

本当に自分にとって価値がないのは自分を嫌う人ではなく

無関心な人たち

だったのです。

もう、住む世界が違うといってもいいでしょう。

人生で接点を持たない人たち。
何の関わりも持たない彼らと、あなたが嫌だと感じる人をよく比較してください。

徐々に愛着さえ湧いてきませんか?

しかも、
あなただって、関心をもたない他の人たちなんかより、その人に意識がいっているという事実があるじゃないですか。

次回は、気に入らない人を受容する方法についてお伝えします。

§4 もっとも大切な法則