思い込みの外し方Q2

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ある日あるところへある親子が車で出かけました。
父親はヒロシさん、息子はミツオくんという名でした。
親子二人とも山が好きだったので、その日も山道のドライブを楽しむことにしました。

しばらく、ヒロシさんは快調に車を走らせていましたが、突然、目の前から道がなくなりました。
そう!
崖だったのです。

積み上げられた枯れ葉で全く見えませんでした。
時すでに遅し。

急ブレーキをかけるも虚しく、ヒロシさんの運転する車は谷底へ…。
大破、炎上し、黒煙を吹き上げる車の中で、ヒロシさんは一瞬にして業火に包まれ、永遠の眠りについたのでした…。

そのとき、ミツオくんの口から嗚咽ともいえる叫び声が!
「おとうさ~~~ん! うわぁあーーーん!」

凛とした空気に包まれた山間の渓谷で、ただ泣きじゃくることしかできないミツオくんを夕陽が赤く染めてゆくさまは、
まるで地獄絵のようでした。

あれ?
それはそうと、なんでミツオくんは生きているのでしょう?

もちろん、ミツオくんもヒロシさんの車に乗っていました。
シートベルトもしていたし、途中で外に放り出されたりもしませんでした。